2018年2月にメルカリをはじめて主に本を出品してきましたが、2018年12月時点で売れた本が100冊を超えましたので、私の経験を書きたいと思います。
私について
メルカリをはじめた理由
- 断捨離というか、本を処分したかった
- 捨てるのは忍びなく、古本屋に行くのは億劫
- ネットで物を売った経験がないので、ヤフオクは敷居が高い
- メルカリは簡単にできるという宣伝に乗せられた
だいたいこんな理由ではじめました。
約10ヶ月のメルカリ歴まとめ
- 本の売上 約5万円
- 総売上 約15万円
- 現在の評価 良い:約100 普通:ひとけた前半 悪い:ナシ
- 現在の出品数 約200
本の売上 約5万円
売上は販売利益の合計で、自分の口座に振り込まれる金額です(メルカリ内でそのまま使うこともできます)。
販売利益は、商品代金から販売手数料10%と配送料を引いたものです。
私は10ヶ月で約100冊の本を売って、約5万円の現金を得たということです。
総売上 約15万円
本以外にも、ちょっと高価なものがいくつか売れました。
それについては、また機会があれば書きたいと思います。
現在の評価 良い:約100 普通:ひとけた前半 悪い:ナシ
メルカリは、配送含め匿名で取引を完結できるのが大きな売りですが、出品者・購入者がお互いを「良い・普通・悪い」の3段階で評価することで信用を担保しています。
私は2回しか購入者になっていないので、上記はほぼ出品者としての評価です。
デフォルトが「良い」なので、「普通」がつくということは、購入者に何らかの不満があったということです。
ただ、この3段階それぞれの基準はまったく定義されておらず、評価の理由を伝えるかどうかも任意です。
私の場合も、理由は書かれていませんでした。
現在の出品数 約200
これは過去に売れた商品数と、現在出品している商品数との合計です。
後述しますが、本は2冊や3冊で1商品として出品しているものもありますので、売れたのが本以外も含め約100商品、現在出品しているのが約100商品ということです。
本の出品方法
写真の撮り方
- 必要以上に綺麗に撮らない
- 破損や汚れがなければ写真は1枚
必要以上に綺麗に撮らない
私はかなり安物の端末を使っています。当然カメラの性能もよくありません。
照明は、部屋の灯り+手元のLEDライトだけです。
撮影のときは、反射や影にだけ気をつけています。
本ですから、購入者も「写真の綺麗さ」には関心がないと思います。
破損や汚れがなければ写真は1枚
メルカリは1商品につき4枚の写真を載せることができます。現在はiOSのみ10枚まで載せられるようになっています。今後順次対応していくようです。
ですが私は、綺麗な本なら表紙の写真1枚しか載せていません。
目立った破損や汚れがある場合は、そのアップ画像を追加して説明文で補足します。
写真に写りにくい小さなキズや薄いヤケなどは、説明文のみにしています。
説明文の書き方
- タイトルや紹介文は自動的に入力
- 状態説明は正しい名称で
タイトルや紹介文は自動的に入力
バーコードがある本なら、端末のカメラでそれを読み込めば、メルカリアプリが勝手に本のタイトルや紹介文を入力してくれます。
バーコードがついていない本の場合でも、よほど古いものでないかぎり、タイトルを入力すれば同じことが可能です。
状態説明は正しい名称で
商品の状態を「やや傷や汚れあり」「傷や汚れあり」等の6段階から選んで表示する欄もあるのですが、私は説明欄にも本の状態を書くようにしています。
そのために、本の部位の名称をググって覚えました。
ただ、あまり専門的な言葉を使うと、読む人に伝わらないおそれがあります。
ですから、日常使う言葉に以下の4語くらいを交えて、本の状態を説明しています。
- 天 … 本の上部
- 地 … 本の下部
- 背 … 本の背中 普通タイトルが書いてある
- 小口 … 背の反対側
販売価格の決め方
- amazonの古本価格を参考にする
- 値下げを前提とした金額にする
- 安くしすぎない
amazonの古本価格を参考にする
まずはamazonで、自分が出品しようとしている本の古本価格を調べて、その最高価格以下で販売価格を考えます。
購入者もまずはamazonの価格と比べるだろうからです。
値下げを前提とした金額にする
メルカリでは頻繁に値下げ交渉のコメントがつきます。
私はあらかじめ自分が納得できる最低価格を決め、その価格に少しに少し上乗せした金額で出品します。
値下げ交渉に対しての対応は後述します。
安くしすぎない
安くすれば売れやすくはなりますが、梱包や発送の手間を考えれば自ずと下限は決まります。
送料込みの匿名配送という私の設定だと、300円(メルカリの最低販売価格)で売れても、利益は95円です。
これではモチベーションが保てませんので、私は利益が200円を超えるよう、自分の最低価格を420円にしています。
梱包方法
プチプチで包んで封筒に入れています。amazonの梱包を参考にしました。
発送について
- 出来るだけ早く発送する
- 出品時に発送方法の選択を間違えないようにする
出来るだけ早く発送する
発送までの日数は、最長の「4〜7日で発送」に設定していますが、出来るだけ早く発送するようにしています。
遅くなる場合はメッセージで予定日を伝えています。
出品時に発送方法の選択を間違えないようにする
配送料金175円の「ゆうゆうメルカリ便」(郵便局)を主に使っています。
匿名配送ではこれが最安値です。
ただ、厚み3cmを超えると使えないので、そのときは「らくらくメルカリ便」(ヤマト運輸)の「宅配便コンパクト」を使っています。
これは専用資材65円+配送料金380円がかかります。
どちらで発送するかは出品時に選択するので、商品情報として購入者の判断材料のひとつになっています。
出品時に本の厚さに気をつけないと、価格設定も間違うことになりますし、購入者に迷惑をかけることにもなってしまいます。
メルカリで本を売るコツ
再出品の有効性
メルカリの「おすすめ」ページやカテゴリーページには、新着順で商品が掲載されます。
ですので、出品直後は売れる確率が高くなります。
しばらく経っても売れないし閲覧数も増えない商品は、一度削除して再出品するのも手です。
本の場合、人気のある新刊書には有効かもしれません。
昔の本だと、再出品の労力に見合う効果があまりないように思います。
気長に待つ
私は最初の頃、出品数を20冊位にしていて、それがある程度売れたら次を出品しようと考えていました。
閲覧数や「いいね」の数をマメにチェックして、定期的に再出品していました。
つまり、売る気満々だったわけです。
しかし、上に書いた通り労力に見合う効果が感じられず、モチベーションが下がってきました。
それからは、出品数を増やして気長に待つ方針に切り替えました。
本が売れるペースは変わりませんでした。
昔の本は出品数を増やして売れる確率を上げ、後は気長に待つのがいいと思います。
出品方法の工夫
価格を下げても売れない本は、セット販売すると売れることがあります。
同じ作者とかテーマでなくとも、「政治」「科学」というざっくりした括りや、「過去のベストセラー」という組み合わせでも売れました。
ただ、セットにしたことで送料が高くなり、モチベーションに影響するほど利益が減ってしまうのは避けたいところです。
大切なのは、「ゆうゆうメルカリ便」のサイズに収まるようセットを組むことです。
値下げコメントへの返答
メルカリでは、金額を提示した値下げコメントがよくつきます。
例えば、2000円の商品に「1000円にしてもらえませんか?」とコメントがついたりします。
最初は複雑な感情が湧いて戸惑ったのですが、最近は自分で納得できる対応パターンが固まってきたので、それに沿って返答しています。
上に書いた通り、私はあらかじめ自分が納得できる最低価格を決め、その価格に少し上乗せした金額で出品しています。
しかし、値引きコメントは、まず間違いなくその最低価格を下回った金額を提示してきます。
メルカリに慣れないうちは、大幅な値引きオファーに動揺してしまうのですが、慣れてくると相手も実はそこまでの値引きが通るとは思っていないことがわかってきます。
ですので、こちらからハッキリ金額を再提案すると、それであっさり取引が成立したりします。
そうすると、相手も値下げで満足、自分も最低価格を守って満足という、win-winな気分になれます。
大げさにいうと、交渉というのは、お互いにある程度自分の意志を通したという満足感が大事なのだと思います。
メルカリで売れた本の傾向
売れた本の種類
当たり前ですが、文庫本や新書より単行本のほうが売れました。
売れた本のジャンル
根強いファンや学習者がいる特定ジャンルの本がよく売れました。
安くしても売れなかった本
- 純文学小説
- 専門性が高くない新書
- 流行のテーマに乗っかって出された新書
- マイナージャンルの専門書
付記 古本のニオイのとり方
長く保管していた古い本は臭うことがあります。
ググると臭い取りの方法がいくつか出てきますが、私がやったのは以下の2つ。
- 新聞紙でくるむ
- 無香料の脱臭剤と一緒に密閉した場所に入れる
どちらも即効性はありませんが、効果はあると思います。
最後に
お読みいただき、ありがとうございます。
また思いついたことがあれば、付け加えていきます。
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