対応がマニュアル通りでない
ゆうゆうメルカリ便は、メルカリの仕組みの中で最も優れたもののひとつではないかと思っています。私は住所や名前を明らかにしての取引に抵抗がありましたので、匿名配送が可能なゆうゆうメルカリ便という仕組みがなかったら、メルカリをはじめていませんでした。
でも、その運用面で、ひとつだけ残念に思っていることがあります。郵便局窓口での対応がマニュアル通りに統一されていない点です。今回はそのことを書きます。
仕組みはよく出来ている
現在までに私は、100個近い商品をゆうゆうメルカリ便でやり取りしてきました。主に本を出品していますが、ゆうゆうメルカリ便を使えば、ほとんどの本を送料175円の「ゆうパケット」で送ることができます。
やり方も実にカンタンで、メルカリアプリでQRコードを表示し、梱包した商品と一緒に郵便局かローソンへ持って行くだけです。発送後は下の画像のように、アプリ画面で配送状況が確認できるので安心です。今の時代ならではの、よく出来た仕組みです。
送り状は客が貼る決まり
ただ、QRコードを読み取ることで自動的にプリントアウトされる送り状は、その場で梱包した商品に貼らなければなりません。ここでヒューマンエラーが起きる可能性が大きくなります。
商品を複数持ち込んでいる場合、送り状を取り違えて貼ってしまうと、購入者に届くまで間違いがわかりません。ですので、マニュアルには「貼り間違い防止のため、お客様に送り状を商品に貼付していただきます」と書かれています。
郵便局ウェブサイトの説明
メルカリアプリの説明
送り状を貼ってしまう職員
ところが、この送り状を「勝手に」貼ってしまう郵便局の職員さんがたまにいるのです。
私は近所の3つの特定郵便局を適宜利用しているのですが、どの郵便局でもそういう職員さんに遭遇したことがあります。
つい先日も2つ同時に荷物を出そうとしたところ、窓口の方が送り状を貼ろうとしたので、「(こちらで)やりますよ」と声をかけて自分で貼りました。
以前に「それ(送り状の貼り付け)は客の方でやるんじゃないですか?」と尋ねたところ、「お客様の手間を少しでも減らそうと思ってやっています」との返答でした。
細かいことですが、私はこれはあまりいいことだとは思いません。また、マニュアルをしっかり読んだ上で持ち込んでいる身からすると、相手がマニュアルを軽んじているのには少々不満も感じます。理由は最後にもう少し詳しく書きます。
ローソンではマニュアル通り
ローソンを利用したのは10〜20回程度だと思いますが、どの店舗でもマニュアル通りの対応でした。
下に引用しましたが、メルカリアプリの説明も「ご自身で」やってくださいという説明を、表現を変えて3回繰り返していて、徹底しています。
マニュアル通りにやるべき理由
「貼り間違い防止のため、お客様に送り状を商品に貼付していただきます」というマニュアルは合理的です。送り状は発送者自身が貼るのが、もっとも貼り間違いのリスクが小さい方法です。
また、メルカリのようなプラットフォームは、合理的なマニュアルをお互いに共有することで成立しているといってもいいと思います。ですから、一方がマニュアルをないがしろにすると、仕組み全体の信頼性が揺らぎます。
特定郵便局が、マニュアル化できないような業務を昔から地道にやっていることは承知しています。職員の方が客に丁寧な説明を行ったり、お年寄りの雑談に応じたりしている姿をよく見かけます。上に書いた「お客様の手間を少しでも減らそうと思ってやっています」という言葉は、そういう姿勢を象徴していると思います。
しかし、特定郵便局の従来からの性格とマニュアル化の徹底は、矛盾するものではないと思います。改善していただくことを期待しています。
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